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  • 「人工眼」試作品が完成
    주는평화 2005/03/17 764
      「人工眼」試作品が完成
     7年後の実用化目指す

     失明した人が視力を取り戻せる「人工眼」の研究開発に取り組む愛知県蒲郡市の医療機器メーカー「ニデック」(小沢秀雄社長)がこのほど、動物実験用の試作品を完成させた。まだモノクロの状態で、明るさや物の有無を識別できる程度だが、実験を重ねて7年後の実用化を目指す。

     試作品は、体外で眼の代わりをするビデオカメラと、体内で映像信号を視神経に伝える電極や小型受信機などから成り、眼鏡に内蔵されたカメラの映像をコンピューターがデータ処理し、眼の中に埋め込まれた小型受信機に赤外線で送信。送られたデータに基づき電気パルスが網膜の視神経を刺激して、脳が視覚情報を認識する仕組み。

     最近のデジタルビデオカメラの30-100万画素に比べ、試作品は16画素と解像度が粗く、カメラの前で指をかざすと何かがあると分かる程度。技術面を統括する小沢素生人工視覚研究所所長(41)は「まだ第1段階をクリアしただけ。人への応用には、より解像度の高い映像の認識や色の識別、安全性を高めることなどが課題」と話す。

    写真=完成した「人工眼」の試作品=21日午後、愛知県蒲郡市